記事の概要
循環型社会に向けリサイクル容易なモノマテリアル包装の需要が高まっています。本稿では、PET共重合技術により低吸着性とヒートシール性を両立した新規フィルムを紹介します。吸着量予測式に基づき結晶化度とSP値を最適化した2層構成を採用。従来品やPEより香気成分の吸着を抑制し、低温でも優れたシール強度を実現しました。医薬品や化粧品包装等への広範な採用を目指しています。
- モノマテリアル包装の開発: リサイクルを容易にする「循環型社会」の実現に向け、PET単一素材でありながら高機能な包装材の開発を進めました。
- 独自の予測式による最適化: ポリエステルの共重合技術を活用し、結晶化度やSP値から内容物の吸着量を高精度に予測・設計する手法を確立しました。
- 相反する特性の両立: 2層構成を採用することで、単層では困難だった「内容成分の低吸着性」と「低温でのヒートシール性」を同時に実現しました。
- 従来品を凌駕する性能: ポリエチレンや既存のPETフィルムよりも香気成分の吸着を抑え、医薬品や化粧品包装など幅広い用途への展開が期待されています。