記事の概要
抗がん剤曝露を防止する閉鎖式薬物移送システム「UniTect」のシリンジアダプタを改良しました。市場からの報告で、ロック解除レバーを押し込んだまま分離する誤使用時に針が露出し、曝露リスクが生じることが判明しました。部品単位の改良では解決せず、レバーの構造自体を変更する新モデルを開発。検証の結果、誤使用時でも針が露出しない安全性と、従来同等の操作性の両立に成功しました。
- 誤使用時の課題: ロック解除レバーを押し込んだまま器具を分離するという誤使用により、針が露出して抗がん剤曝露のリスクが生じることが市場からの報告で判明しました。
- 構造の根本的改良: 部品単位の改良案では解決に至らなかったため、レバーが内部部品を保持しない新構造(スイッチタイプ)のモデルを開発し、課題を解決しました。
- 安全性と操作性の両立: 解析シミュレーションと官能評価を重ね、誤使用時でも針が露出しない安全性を確保しつつ、従来品と同等の操作性を実現しました。
- 現場での高い評価: 改良モデルは、直感的な操作性や、手袋を2枚重ねた状態での確かなタッチ感覚が医療現場の薬剤師らから高く評価されました。